□解説
初代越前守助広(通称ソボロ助広)の養子。播磨国津田に生まれる。のち大坂に移住。明暦3年(1657年)越前守受領。大坂新刀の代表工であり、新刀屈指の巨匠である。
江戸の虎徹とともに新刀の横綱とも言われ、同じく大坂の井上真改らとともに最高の評価がなされている。
本作、身幅広く、重ね尋常、反り程良く、長寸の脇差。
地肌 小板目よく詰み、柾目肌流れ、地沸厚くつき、冴え冴えとして精美。
刃紋 濤乱刃、互の目足入り。匂い深く、小沸よくつき匂口冴えて砂流しかかる。
鋩子 先小丸。
助廣は茎の銘が時期により異なる。特に38歳から晩年の46歳までの最も油ののった時期、草書で丸く田の字を切った「丸津田」銘を使用した。本作はその最も作風が優れたといわれる時期に製作された優作。