刀 無銘 (拵付)
表 銘:なし
目釘穴:1個
鞘を払って:989g
裏 銘:なし
元 幅:31.2mm
刀身のみ :756g
刃 長:70.4cm
元 重:7.0mm
反 り:2.1cm
先 幅:23.5mm
時 代:江戸
先 重:5.0mm
登 録:鹿児島県教育委員会 昭和53年6月
□解説
身幅広く、重ね厚く、寸長く堂々として、反り姿良く、踏ん張りを見せ、大きく上げるも、豪壮な姿を見せる。
本作古研ぎながら手をかける必要は感じず、僅かに肌立ちを交えるも、疵欠点なく健体。
地肌 板目、練れて、柔らかく詰み、地沸美しく、金色明るく冴えて、粘りあり精美。
刃紋 互の目、匂い深く、柔らかく絞まり、刃味明るく冴えて上手。
鋩子 直に突上げ、先小丸。
体配豪壮、出来口「静」と「動」を交え、地刃明るく柔らかく、「武」「美」両方を備えた一振。
□解説
縁頭は黒色艶やかな赤銅地に五三の桐紋を鋤下彫に彫り表し、目貫は猪図。 猪は猪突猛進という言葉からも判るように
直線的に進むので武士に好まれ、武具の題材によく使われる。
柄巻は正絹黒糸を片摘巻にし、手持ちはとても良い。
鍔は海鼠透かしで、一般的な海鼠透かし鍔は鉄地に海鼠の形を透かしただけであるが、本作は、縁を銀で巻き、さらに海鼠に似せて
突起を表現している。
鞘は黒漆塗りに細かな石目仕上げで、疵や摺れも見当らない。